銀行でお金を借りる、その仕組みを舞台裏までお教えします

銀行でお金を借りる、その仕組みを舞台裏までお教えします

普段の生活でお世話になる機会の多い銀行。
最近では投資信託や生命保険といった投資分野にまで開拓の幅を広げ、ますますわたしたちの生活に密着した存在になっています。

銀行では、顧客からお金を預かる「預金」と、そのお金を顧客に提供する「貸金」を主な業務としています。
一般的な銀行には「預金」と「貸金」の窓口が並んでおり、相談などを行うことができるようになっています。
とくに「貸金」の窓口では、融資業務に精通した担当者が配置されており、利用者の様々な相談に応じています。

今すぐカードローン審査をしてお金を借りることのできる金融機関として真っ先に思いつくのも「銀行」でしょう。
どこでお金を借りればいいのか悩んだときに、一番先に相談するのが「銀行」ではないでしょうか。
銀行の借入は、他の金融機関に比較して次のような特徴を挙げることができます。

①金利が低い

銀行借入の最大のメリットが金利の低さです。
事業性資金、個人ローンとも、他の金融機関に比較して低金利で借入することができます。
一般的な金融機関では、自社の資金を貸出金として拠出しなければいけません。
しかし銀行では、顧客から預かった「預金」を貸出金として運用できます。
そもそも資金の出所が異なるのです。
圧倒的な資金量を背景にした低金利の貸出は、利用者にとってもうれしいポイントでしょう。

最近では、ネット銀行のローンの低金利が非常に人気を集めています。
ネット銀行では、基本的に有人店舗を保有していません。
店舗管理費や人件費を削減できる分、低金利のローンの提供が可能となっています。
すべての手続きをインターネットを通じて完結できる便利さとあわせて、非常に人気が高まっている分野です。

②高額借入が可能

豊富な資金量は、そのまま貸出金額の高額化に繋がっています。
他の金融機関に比較すると、多くの借入を行うことができるのが、銀行借入のもうひとつのメリットです。
商品自体の最高限度額が高く、多彩な利用を期待できるでしょう。

銀行ローンは、いわゆる「総量規制」の対象外です。
「総量規制」とは、2010年に完全施行した「改正貸金業法」で規定された、年収の3分の1以上の貸出を禁止した制度です。
「総量規制」の対象外である銀行では、貸出額が年収の制限を受けませんので、条件次第では高額融資が可能になっています。

③商品ラインナップが豊富

お金を借りる目的に応じて、多様な商品を選択できるのも銀行借入の特徴です。
個人ローンでは、次のような商品が準備されています。

・住宅購入、改装など→住宅ローン
・子供の教育、進学資金→教育ローン
・自家用車購入資金→カーローン
・様々な目的を指定する→フリーローン
・借入限度額の範囲内で自由に借入できる→カードローン

事業性資金についても、運転資金・設備資金といった借入目的で条件を選択できるようになっています。

商品により金利などの条件が異なる一方、目的に応じた借り方ができるようになっています。

④審査基準が厳しい

銀行でお金を借りる場合には、審査に合格しなければいけません。
この審査基準は、他の金融機関に比較して厳しい基準にあるといわれています。

「銀行の審査に落ちたが、消費者金融では合格できた」
このような声をよく聞くことができるのは、銀行の審査基準が消費者金融に比較して厳しいことを示しています。

バブル経済の崩壊以後、ほとんどの銀行では多額の不良債権問題に苦しめられてきました。
その原因のひとつに審査基準の甘さがあったとされています。
返済能力をよく判断しないまま、不動産などの担保を当てにした貸出を行っていたのです。
それがバブル経済が崩壊して、不動産価格が急落すると、回収不能となった債権が重く圧し掛かることになりました。

現在、不良債権問題も一段落していますが、同じ過ちを繰り返すわけにはいきません。
また銀行は顧客の大切なお金を「預金」として預かり、そのお金を「貸金」として運用しています。
万が一にも経営破たんを起こすことができませんので、その分審査基準を厳しくする必要があるのです。

だからといって、決して銀行の借入が利用しにくいというものではありません。
返済能力に問題がなければ、むしろ積極的に融資に応じてくれます。
厳しい審査に合格することで、返済不能になるリスクをあらかじめ抑える働きもあるのです。

⑤時間がかかることもある

審査基準が厳しいということは、それだけ審査に時間を要するということです。
多くの消費者金融では、申込を行ったその日に融資を受けることのできる「即日融資」に対応しています。
一方、銀行では「即日融資」に対応した商品はあまり目立ちません。
ネット銀行のカードローンなどを中心に「即日融資」に対応した商品も登場していますが、全体的にはまだまだ数が少ないのが現状です。

さらに厳しい審査判断が求められる事業性融資では、審査結果回答までに最低数日間は必要になっています。

「どうしても今日中にまとまったお金が必要!!」
このようなニーズには、なかなか答えるのが難しいといえるでしょう。

「低金利で利用できる反面、厳しい審査に合格する必要がある。」
銀行借入の特徴は、こう表現できるかもしれません。
それでは銀行の審査とは、どのようなことを行っているのでしょう。

実は、銀行の審査基準は一般的には公表されていません。
収入、勤務状況、家族構成、事業内容などの審査基準がどのようなものなのかは、利用者には知ることができないのです。
そして審査に不合格となった場合、その明確な理由も公表されません。
単に「審査基準に合格できませんでした」という通知が行われるだけで、なぜ不合格となったのかは正確に知ることはできないのです。

銀行内部では、利用者の借入希望に応じて様々な角度から返済能力その他を分析しています。
銀行独自の審査システムを用い、借入可能かどうか、返済に支障はないか、万が一返済できなくなった場合の対応は、といった状況を、利用者それぞれに対して分析を行っています。
これを公表することは、利用者それぞれに異なった審査基準を用いている以上、事実上不可能なのです。
また、銀行内部の審査資料を公表することに繋がるため、審査不合格になった理由を公表することができないのです。

ただし、審査とは貸したお金が確実に返済されるかどうかを判断する作業です。
公表されないものでも、その内容をある程度想像することは可能です。
審査に不合格となるには、それなりの理由があるはずなのです。
そして、その理由の大半は利用者自身の問題なのです。

「不合格の理由を知ることができないなんて、理不尽だ!!」
このように考える前に、まずは自分自身になんらかの問題が無いか考えてみましょう。
不合格になる理由は、自分でも想像できる範囲であることが大半なのです。

銀行の活動は、経済にも大きな影響を与えます。
多額の資金を市場に投入し、わたしたちの生活に大きな影響を与える銀行。
その銀行でお金を借りることを考えるならば、まずは自分自身を振り返ることからはじめましょう。
そのうえで銀行借入の仕組み、あまり一般的にはされない舞台裏を知ることで、審査合格の道が開けるかもしれません。

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